好奇心
- アートユニット カナ・カナ
- 2020年8月17日
- 読了時間: 2分

先日、大学生の娘と一緒に美術館に行きました。
現在会期中のため、ネタばれになるので、どこ、とは申しませんが、そこでは作品を見下ろせるように、板で組んだ丘のようなものがあり、なだらかな坂を上って、高い位置から作品を鑑賞できるようになっていました。
上り坂は実は一方通行で、下る時はなんと!滑り台になっていました。
最初、この丘自体も作品なのでは?と思っていたので、そもそも登ってはいけないのでは?
と思っていましたが、他の来場者も思い思いに登っていました。
私はスカートだったので、さすがに滑り台は遠慮しましたが、娘は実は滑りたい様子。
でも周りにやっている人がいないので迷っていました。
その内、何組かが大人でも滑っている人がいて、娘も「やっぱりやってみる」と久しぶりに滑り台から滑ってちょっと楽しかった様子。
それを見て、「あ、好奇心って大事だな」と改めて思いました。
夏休みという事もあり、子連れの方も何組かいましたが、5~6歳くらいの子は(もちろん!)迷わず丘をタタタッっと登っていき、滑り台で楽しそうに滑っていました。
好奇心とはまさにこういう事。自分の気持ちに素直に、周りの目や世間体を気にすることなく、やりたい事、感じたままに行動を起こす。これを大人である私はちょっと忘れかけていました。
私たちアートユニット カナ・カナが主催する「対話型アート鑑賞*」でも、アート作品だけをじっくり観察して、自分が感じた事、思う事をそのまま言葉にしていきます。
自分が思ったことなので、他の人の意見と違ってもいいのです。
これも好奇心なくしては難しいことかもしれません。
「こんな事発言して笑われないかな」「間違っていたら嫌だから発言は控えよう」と周りの目を気にしてしまうと、せっかく自分の中に芽生えた好奇心が削がれてしまいます。
「対話型アート鑑賞」では誰の発言も否定しません。そんな精神的安全性が確保された環境だからこそ、鑑賞者は伸び伸びと発言が出来るのだと思います。
*対話型アート鑑賞とは?
アート作品の情報をお伝えしないまま、鑑賞者はアート作品をじっくり観て、感じたままを自分の言葉で言語化し、また、複数の鑑賞者の発言を聞くことで新たな視点に気付き、その場にいる鑑賞者全員でアート作品の理解を深めていく方法です。
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