デザイン思考とアート思考
- アートユニット カナ・カナ
- 2020年9月2日
- 読了時間: 2分

最近、企業の研修では「デザイン思考」を学ぶ機会が増えてきたように思います。ユーザーの観察を行うことで、サービスを改善したり、新しいサービスやプロダクトを生み出す手法として使われているようです。
「デザイン思考」はユーザーの視点に立つため、必ず「相手」がいます。例えば飲食店が女性の利用客を増やす改善をしたい場合、その店に来る女性客を観察します。サービスを改善しようとする側の担当者が男性であっても、女性の気持ちになって考える必要があります。
一方で、「アート思考」というのは自分と向き合う思考だと私は思います。矢印はあくまで自分に向いていて、自分の中の好きを見つけたり、新しい自分探しをする手法。
私達アートユニット カナ・カナが主催する「対話型アート鑑賞*」も、新しい自分を発見できる手法です。
正しい事だけを発言する普段の思考ではなく、モヤモヤの部分から言語化してみる。アートの感じ方は人それぞれなので、自分で感じたことは、どの意見も間違いがありません。言語化してみることで、自分の思考のクセに気付いたり、他の人の発言で新たな考えが思い浮かんだり、それに触発されて、最初の発言と全く違う展開になったり。自分自身でも思いもよらぬ考えに至ることもあります。
デザイン思考もアート思考も「人間中心」と言われますが、アート思考はより「自分中心」であるとも言えるかもしれません。
*対話型アート鑑賞とは?
アート作品の情報をお伝えしないまま、鑑賞者はアート作品をじっくり観て、感じたままを自分の言葉で言語化し、また、複数の鑑賞者の発言を聞くことで新たな視点に気付き、その場にいる鑑賞者全員でアート作品の理解を深めていく方法です。
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